ライフワーク探しより目の前の仕事に全力を尽くす
過去の僕に逆タイムカプセルという形で記事を書いていこうと思う。
就職活動時から自分の本当にやりたいことを真剣に考えて来たが
結局今も見つからない。
たとえ「やりたいこと」が見つかったとして、他人より上手くできる保証もない。
むしろ上手くできないことの方が圧倒的に多い。
実際何度もやりたいことで失敗して痛い目を見て来た。
そして多くを失い、さすがの僕も自分の可能性が見えて来た。
「あぁ、自分はこの程度だったのだな」と。
可能性は無限ではなく「できること」と「できないこと」がある現実。
アスリートは代表的な例であり、成功するのはほんの一握りである。
それなのに20代の頃は自分がそうなれると信じて疑わず夢見がちだったな。
夢や希望は原動力になるが、過剰な自信は客観性を失わせるので注意せよ。
可能性のある希望と可能性のない願望をしっかり分けて考えてくれ。
再失敗しないよう、大きな決断は信頼できる5〜6人に相談するようにせよ。
最近は「好きなことで生きていく」という広告が目立つが、
「好きなこと」や「やりたいこと」を見つける事が1つの壁であり、
見つかったとしても収入を得ていくのはまた大きな壁である。
ただ、何千・何万人がチャレンジすればその中で適性があったり運も作用して成功する人が出るという話である。
かつての僕には悲観的に聞こえるかもしれないが、そう思えたら少し危険な領域にいることを認識するんだ。
今述べたのは事実である。
なので、一度会社に所属したならば余程のブラック企業でない限りは、
仕事を全力でこなして楽しむ領域に持っていくことが大切だ。
最高の組織人になるべく最善の努力をするのだ。
それによって自らを磨き、貯蓄を行い、投資によってお金を増やす事ができる。
全力で仕事をしていれば、そのうち楽しみを見いだせるようになってくる。
そうすれば人生最高の状態だ。
お金は楽しんだ後に付いてくる粕のようなものになるだろう。
最高の組織人になることで中年以降の居場所も見えてくるはず。
それと同時に余暇に活動を行い、それを発展させていけば生活に困る事なく自分を発展させていく事が可能だろう。
現状に不満があるからといって逃げ出したら、その後に非常に後悔するぞ。
所さんがCMで言っていたように、人生はほぼ全て逃げてはいけない。
逃げて良いのは元気な熊に遭遇した時くらいだそうだ。笑
それなのに、僕は大企業をバカにして半身で仕事をしてしまう。
起業することが至高で、唯一の正解のような考えに取り憑かれる。
普通のサラリーマンの生き方をバカにして周囲を見下す。
これはもう自分を見失っている最悪の状態だが、それに気づく事ができない。
人の声も届かない状態になってしまうのだ。
そんな僕でも最初の数年間は組織人として非常に良い働きをした。
それは周囲の人間関係や、配属されたプロジェクトに左右された部分はあった。
しかしそのプロジェクトが終わってからの働きは、あまり褒められたものではない。
現時点ではそのことを後悔している。
20代を終えて思うのは、もっと目の前の仕事を全力でこなせば良かったという後悔である。
社畜はいやだとか、どうせ頑張ってもどこまで昇進できるかわからないしと斜に構えていないで死に物狂いで上を目指せば良かった。
たとえそれが自分が好きになれない会社・組織だとしても。
自分が入りたい会社に入れたり、やりたい仕事に就けたりするのは非常に稀だ。
そんなことで腐っていないで、これも巡り合わせだと思い求められたことを全力でこなす中で自分を磨いて新たな活路を見出していけ。
もし中途半端な姿勢で仕事をしているなら、それは現実から逃げている状態だと認識した方が良い。
世間には色々な煽りがあるので気をとられるかもしれないが、それと仕事を全力でやらないことは関係がない。
全力でやった結果と中途半端でやった結果、どうなるか例を出すまでもないだろう。
ただ、先ほども書いたように好きなことがあれば余暇で続けた方が良いと思う。
それが後にライフワークになるかもしれないし、今の仕事を助けるかもしれないからだ。
仕事も遊びも真剣にやるべし。
人生は楽しまなきゃ損だからな。
以上。