株のトレードを始める人に読んでもらいたい話
こんばんは、non-moTVのさくです。
今回は私の失敗談をシェアしたいと思います。
これは2015年6月から2015年12月までの半年間、アラサー男子が必死に株のトレードを行った記録です。
目次
株の売買について
株の売買をしたことない人は、まずはネットか本で調べた方が良いでしょう。
株とは企業が資金調達のために発行しているものであり、需要と供給によって値段が変わります。一般的に買える株は全て証券会社を通して購入することになり、事前に口座を開設して入金しておく必要があります。
さて、株で利益を出す方法2通りあります。
1、安く買って高く売るという売却益(キャピタルゲインと呼ばれる)
2、買って保持して配当をもらう(インカムゲインと呼ばれる)
株の売買は差額によって稼ぐ方法です。
これを短期でやるか、長期でやるかによって話は全くことなるのです。
トレードと投資の違い
企業の価値を見て株を購入するか、株価だけを見て購入するかの違いです。
デイトレードはその最たるもので、1日で売買するスタイルです。
約1週間で売買するとスイングトレードと呼ばれます。
対照的に企業の価値を見て、数ヶ月〜年単位で考えて購入し配当や売却益で利益をあげる方法は投資と呼ばれます。
参考にした情報源
当時読んで影響を受けた本は相良文昭著「2年7ヶ月で66万円を3億円にした年利1000%を目指す!株短期売買法」です。
これは細く説明が載っているだけでなく、筆者が株に対して感謝の姿勢を示していることに好感を覚えて購入しました。
他にも凄腕のデイトレーダーのブログ(テスタさん、むらやんさん等)を読んで日々勉強していました。
試した3つの戦法
・新興企業株とボロ株狙い
・IPO株狙い
・手堅い株狙い
この3つを順番に狙って行きました。
投入資金が50万を上限として勝負していたので、それでも買える株に限定されます。
そして、短期的に大きく利益をあげたかったので、あまり手をつけない方が良いとされているボロ株などにも敢えて手を出しました。
新興企業株とボロ株
まずは儲けようと思っていたので、当然のようにボラ(値動き)の大きい新興企業株やボロ株を狙いました。
リスクとリターンは比例するので基本的にはあまり手を出さない方が良いのですが、小資本を短期で大きくしようと思う場合は止むを得ない選択だと思います。
具体的な銘柄は覚えていませんが使える資本が少なかったこと、初心者で恐怖があったことで50万円から始めました。
主に会社の昼休み中である後場の開始15分が戦場でしたがビギナーズラックとは怖いもので、最初からトントン拍子でうまく5万程度プラスになってしまったのです。(なんだ、毎日15分で1%増えるなら楽勝じゃん!)と内内心調子に乗っていました。
これでハマってしまい、毎日1%ずつ勝てば1年後には…という皮算用までしながら日々トレードを行いました。
しかし、当然ながら次第に負けるようになり10万程度負けた所で戦略を変えました。
IPO株
次は皆さんが1度は狙うIPO株に狙いを定めました。
当時は郵政株のIPOが話題だったので、その前にいくつか観察して動きをみたり、実際に入って経験を積んでいました。
来たる郵政株のIPO当日は、わざわざ有給をとって戦いに臨んだことを覚えています。
結果はプラマイ0。
何度かIPOで戦ってイメージはできていたのですが簡単ではなかったです。
しかも、勝てると思い込んでいたので親から300万も借りて挑んだのが良くなかったかもしれません。
大金を動かすとやはり怖くなるもので、それがトレードに出てしまいました。儲けようとする=失敗したくないという思いが強くなるので、ここぞという時の判断に迷いが出てしまいました。
実は郵政株のIPOから数日間勝負していたのですが、それが一気に下げた局面がありました。その時はもう真っ青になりました。
初めて塩漬けという行動をとったの覚えています。しかし、奇跡的に一時回復傾向にある時にナンピン買い(持ち株の平均価格を下げる方法)をして、上手く売り抜け若干のプラスで終わりました。
その後はずっと下降一直線のチャートを見てゾッとしたのを覚えています。日々の仕事に加えて株での精神的な消耗が非常に辛かったですね。
手堅い株
結局どの方法でも勝てなかったので、次に狙ったのが手堅い企業の株で、前場の頭を狙うという方法です。
手堅い株だと米国市場との相関などが出やすいので、確率が上がると思ったのです。当時は三菱地所を狙って何度もチャレンジしました。しかし、それができれば皆やっているわけで、それも次第にマイナスに傾いて終わります。
さて、気づくと半年経過していましたが私の資本はマイナス30万となりました。
勝てたのは最初だけで、あとは殆ど負けており、取り返すことができなくなっていました。そうして株というものに見切りをつけて退場することになったのです。ただ、翌年に東芝が落ち込んだ時に買って利益を出してプラマイ0まで戻したのですが、調子に乗って取引を続けた結果、マイナス8万になり株から足を洗いました。
株を始めるなら長期的に実践
私のこれからのスタンスとしては、基本的に株をやらないか、やるとしても手堅い所に投資して放置するというやり方になると思います。
生活に関係ない余剰資本の一部で手堅い銘柄を持っておけば、日々の確認に精神的な消耗はなく、大きく情勢が変わってもダメージが小さい上、優良企業の株価は戻ります。
最も避けたいのは日々の価格変動で精神的な消耗が続くことです。
消耗してくると判断に迷いや焦りが生じるのでミスの元になります。
株をやる以上それがないように戦う方が継続できます。消耗する方法の最たるデイトレードは、再現性も乏しくリスクも高いので経験的にオススメしません。
それで儲かるのは証券会社だけです。株はウォーレン・バフェットのように投資で運用するのが良いなと、失敗してから思いました。
皆さんも株の運用如何でしょうか?
上記の通りなのでトレードはオススメしません 笑