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日本一のコーヒーが飲める店「カフェ・ド・ランブル」

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銀座にあるカフェ・ド・ランブルのコーヒーの美味しさは、日本人だけに留まらず外国人にも好評で、行くと大体外国人がいます。コーヒーは嗜好品なので好みはありますが、僕自身はここのコーヒーは最高で、他の方も飲んでおいて損はない味だと思います。

ランブルはネル(一般的な紙ではなく綿)で抽出するのが特徴的ですが、これがまた少々難易度が高く安定しない抽出方法なので流石だなと感じます。

またオールドビーンズという、生豆のまま10年以上長期保存したコーヒーを飲めるのも特徴で(多分他ではやってるところがない)、20年くらい前の豆でさえ1杯700円〜900円くらいで飲めるのでお得感あります。

近くに行くと立ち寄るのですが、特に感動的だった2015年10月、2回目の訪問時の話を書きます。

 

 

1杯目、ランブレッソを注文

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そもそもランブレッソとは、エスプレッソとは異なりオリジナルの方法で抽出されているアイスコーヒーです。
低温抽出ゆえの雑味のない軽く綺麗な味わい。

表面の油膜はしっかりしているけど、飲み口は軽く突出していない味わいで、ほろ苦い綺麗なコーヒー。悪く言うと「よくわからないけど、美味い?」という感じでスルリと喉まで行ってしまう。後味は舌に油分が残り、苦味由来の香ばしさが鼻に残る。
温度が上がると酸味も出て味わいが増した。

水出しよりも濃いけど、ダッチよりは薄い味わいで、ちょっと不思議な感じです。

具体的な抽出方法は忘れましたが、一般的な方法ではなかったと思います。

 

 

2杯目、キブ '82 のオールドビーンズを注文(2017年現在欠品)

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濃さは中濃と濃厚を選べるので、迷わず濃い方を選択。

写真の通りランブルのデミカップで運ばれて来たコーヒーからは、不思議とパンを焼いた後の落ち着く香りがする。一口含んでみると…

 

「超美味い!!(心の叫び)」

 

綺麗で明るい酸味と旨味のコーヒー、苦味は感じない。

最初の旨酸味からの甘味&旨味への滑らかな繋がり、鼻を抜けるパンの香り、余韻の軽い香ばしさ、渋味はかなり軽い…なんという心地よさ。

旨味が非常に強く、後味にもしっかり残る旨味。
氷出し濃厚玉露のそれを連想する。

これはスゴイ…個人的に暖かいうちに飲んだ方が美味しいと感じました。

 

ランブルのオールドビーンズは在庫がなくなった時点で終わりというのが飲み手として残念なところ。ちなみに豆として販売はしていません。

そんな素晴らしいことを考えついた(それだけではないですが)偉大な人が、もう102歳になるランブルのオーナーである関口さんです。

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毎日いるわけではないのですが、平日の昼間だとたまにいらっしゃいます。

僕が行った時は偶然いらっしゃって写真を撮らせて頂きました。

 

以下にランブルHPのリンクを貼っておきます。

とても参考になる話が載っているので良かったら読んでみて下さい。

珈琲だけの店 カフェ・ド・ランブル

 

併せてランブルに関するインタビュー記事があったので貼っておきます。

珈琲について聞いてみた「カフェ・ド・ランブル関口一郎さん」編 | NEWYORKER MAGAZINE | ニューヨーカーマガジン